キロクとブログ

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社長なんて偉くも何ともない。課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。 by本田宗一郎

昨日、弊社の特攻隊長こと高木部長から写真付きのラインがあった

 


『社長こんなんできました〜!』

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要するに弊社の法人営業部の経営指針を図表にし明確化したものを作ったということなのだけれどもこれを見たとき以前より気になっていたある経営者の言葉が脳裏に浮かんだ

 

それは表題にある本田宗一郎の言葉である。

 

今まで氏の名言と言われるものは理解し感銘を受けたりしていたが

この「社長なんて偉くも何ともない。課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。」

というなんとも奇妙な言葉だけ腑に落ちないというか全くもって意味がわからなかった。

 

「社長なんて偉くもない」まではなんとなく理解できるが

 

課長 や 部長  はたまた 包丁や盲腸とまで同じだという

 

 

しかし、なんとなく自分の中で理解ができたのでここで少し説明したい

要するに言葉の通り

「社長」という称号はあくまで社の一部であるということ

人間の体に例えると 心臓や脳が社長のような役目をしたりはするけれども

肺や肝臓がなければ人間として生命を継続することすらできないということ

 

役職なんてものは称号に過ぎず優劣の対象にはならないということ

というか、してはいけないということではないだろうか

 

すべての役職に使命がありそれは全て尊いものであるということ

 

では、社長の使命は何かと考えてみたところ

それは、大きく分けて3つあると思う

 

1、将来のビジョンと目標を作り社員に共有化させる

2、それに対しての方法とマイルストーンを作り実現化させる

3、そして全ての事に責任を持つ

ぐらいではないだろうか。

 

以前こんな本を読んだことがある

たしかアメリカが月面着陸をプロジェクトとして打ち出した頃の話で

ケネディー大統領が10年以内に人類を月に送り出すという月面着陸計画を

打ち出した後、宇宙センターで働いていた清掃員が胸をはって言っていた言葉であるが

「私は人類を月に行かせる手助けをしている仕事をしている」

といっていたらしい

端的にいうと清掃員として強い誇りを持って働いているという話であった

(はっきりとは覚えてないたしかこんな感じ)

 

まさに大きな目標に向かってそれぞれの持ち場の必要性を感じ

そこに全力をかけているという良い話だと感銘を受けたのを覚えている

 

誤解を恐れずにいうと

その清掃員は確かに世間一般でいうと取り替えのきく職業であるが

このようなまでも仕事に対しての誇りを極めると

周りに波及するポジティブなモチベーションはよほどのモノで

まさに、役職に関係なく絶対に必要な人材になるのではないかと思う

 

少し途中で話がずれたところもあるが

要するに社員それぞれが意思を持ち役割を理解し自由な考えで

最大の力を発揮することこそが目標に近づく最善の方法ではないだろうか。